ミステリアスアイランドといえば、火山のカルデラをぐるり囲んだ柵が目立つ。
緑青色(ろくしょう)の枠組み、硫黄色(いおう)の金網。
緑青は、銅の二次鉱物。銅が酸素や塩分に反応する環境下で生まれる。同じく二次鉱物として孔雀石があり顔料として「山のみどり」と名づけられる。孔雀石、 英名malachite(マラカイト)和名の孔雀はその美しい羽色模様に由来。石言葉は危険な愛情。洞察力や想像力を養う効果がある。
硫黄は、火山の火口や噴出孔付近で産出される。20世紀初頭に「黄色のダイヤ」と称される時代もあった。また、火山を染める血赤色は硫黄が融解しドロリとした液体となる様子に似ている。英名 sulphur(サルファー) はラテン語「燃える石」が語源。石言葉は、耐える愛。精神の混乱を沈める効果がある。